第7話「泡沫に笑う」
ねんまえ おうみ ち しゅご ささききよつな くもういえとうしゅ くもうかげみつ
600年前、近江の地を守護する佐々木清綱、曇家当主の曇景光、
600年前守護近江之地的佐佐木青綱、曇家當家的曇景光和
あべけ しきかみ ぼたん おろち うつわ にんげん さが
安倍家の式神である牡丹は、ともに大蛇の器となる人間を探していた。
安倍家的式神牡丹一起尋找身為大蛇容器的人。
ぼたん ひ くろしょうぞく もの お
牡丹はある日、黒装束の者たちに追われていたところを
某日,當穿著黑色服裝的人們追著牡丹之時,
おんみょうじ めいか あべけ にんげん あべひらうら たす
陰陽師の名家・安倍家の人間——安倍比良裏に助けられる。
身為陰陽師名門──安倍家的人──安倍比良裏救了她。
くろしょうぞく もの しりぞ びらうら ぼたん まえ ひざまず
黒装束の者たちを退けた比良裏は牡丹の前に跪き
著黑色服裝的人離開後,比良裏在牡丹面前跪下,
おれ よめ とつぜん
「俺の嫁になってくれ」と突然プロポーズした。
說著「成為我的新娘吧」這樣的話突然地向她求婚了。
ねんまえ びわこ ぶたい ほうまつ ものがたり
……600年前の琵琶湖を舞台にした、泡沫の物語。
.....600年前以琵琶湖為舞台演出的泡沫般的故事。
第7話
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